不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

「満額で買い取る」はずだったのに減額――悪徳ファクタリング業者の後出し精算に注意

「この売掛金なら○万円です」と言われたのに ファクタリングを申し込む際、業者から売掛金の金額をもとに買取額を提示されることがあります。 「この売掛金なら○万円で買い取れます」 利用者はその金額が入金されることを前提に、資金繰りを組みます。 ...
不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

「今すぐ電子署名してください」は危険信号―悪徳ファクタリング業者が契約を急がせる理由

契約書を読む時間すら与えない業者 ファクタリングの申し込みをすると、審査が終わった段階で契約書がPDFなどで送られ、そのまま電子署名を求められることがあります。電子契約そのものに問題があるわけではありません。問題なのは、「今すぐ署名してくだ...
不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

「売掛先が払わなかったら誰が責任を負うのか」――ファクタリング契約で見落としてはいけない危険

売掛金を売ったのだから、もう関係ないと思っていないか ファクタリングを利用するとき、多くの企業が考えるのは「売掛金を早く現金にできる」という一点である。 100万円の売掛金がある。 それを業者に買い取ってもらう。 手数料を差し引かれ、すぐに...
不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

「売掛金を買い取るだけ」のはずが、なぜ支払いを求められるのか

ファクタリングなら何でも許されるわけではない 「売掛金を買い取ります」 ファクタリング業者からそう説明されれば、利用者は単純に、売掛金を早く現金化するサービスだと考える。 しかし、ここで確認しなければならないことがある。 本当に売掛金の買取...
不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

「困ったときに使える」が、逃げられない取引の入口になる

最初は親切だった業者が、資金繰りに困った途端に変わる 最初の営業では、業者は利用者を追い込まない。 「今回は付き合いで1%にします」 「今すぐ資金が必要でなくても、アカウントだけ作っておけば大丈夫です」 「資金繰りが苦しくなったときには、い...
不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

悪徳ファクタリング業者の「説明」を信じてはいけない

「ファクタリングだから問題ない」で終わらせてはいけない ファクタリング業者との取引でトラブルになったとき、最も警戒しなければならないのは、業者から示された説明だけを根拠にしてしまうことである。 「これは融資ではありません」 「債権の買取です...
不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

相手の「説明」を崩すのではなく、相手の「記録」と照らし合わせる

戦うなら、主張より先に記録を見る 相手と争いになったとき、最初にやってしまいがちなのが「相手の言っていることはおかしい」と反論することである。 しかし、それだけでは弱い。 相手にも相手の説明があり、こちらにもこちらの言い分がある。そこだけを...
不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

証拠は「集めるもの」ではなく「つかむもの」

相手の説明を、そのまま受け取らない 2社間ファクタリングをめぐって問題が起きたとき、相手の説明を聞いて「そういう契約だったのか」と納得してしまえば、そこで終わってしまう。 しかし、本当に確認しなければならないのは、相手が説明した内容ではなく...
不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

「誰が主導して取引を動かしていたのか」を見る

契約の形だけでは主導権は分からない 2社間ファクタリングの取引を事実認定するとき、もう一つ確認しておきたいのが、実際に誰が取引を動かしていたのかという点である。 契約書の上では、業者と利用者が対等な当事者として契約を締結しているように見える...
不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

契約締結時に何が説明され、利用者は何を理解していたのか

契約書だけでは「取引をどう説明されたか」は分からない 2社間ファクタリングの実態を判断するとき、契約書そのものだけでなく、その契約を締結する前に業者が利用者へ何を説明していたのかを見る必要がある。 契約書には、完成した契約の形式が記載されて...
不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

2社間ファクタリングの事実認定で問われる「最初にいくら渡し、最後にいくら回収したのか」

契約の名前より、金銭の動きを見る 2社間ファクタリングの実態を確認するうえで、非常に分かりやすい事実がある。 それは、業者が最初に利用者へいくら渡し、その後、利用者から最終的にいくら受け取ったのかという金銭の動きである。 契約書には「債権譲...
不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

2社間ファクタリングの事実認定で重要になる「当事者自身の言葉」

当事者自身の説明は、取引の外側から作られた証拠ではない 2社間ファクタリングの実態を裁判で明らかにしようとするとき、契約書や銀行記録のような客観的資料が重視されるのは当然である。しかし、それだけでは取引の全体像が分からないことがある。 契約...
不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

2社間ファクタリングの事実認定で問われる「個別の行為」と「取引の構造」

一件の特殊事情として片付けてよいのか 2社間ファクタリングの取引について、ある利用者に対して業者が「返済」という言葉を使った、あるいは利用者本人に支払いを求めたという事実が明らかになったとする。 業者側からすれば、それを「その担当者の言葉遣...
不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

2社間ファクタリングの事実認定で、業者自身の行動を無視してよいのか

「契約書に書いてある」は答えになっていない 2社間ファクタリングでは、業者側が「これは貸金ではなく、債権譲渡である」と主張することがある。その根拠として持ち出されるのが、当然ながら契約書である。 しかし、ここで一度立ち止まる必要がある。 そ...