なぜ二社間ファクタリングの広告は「本当に大事なこと」を説明しないのか

ファクタリングのトラブル
A Japanese chef struggling with tax returns

二社間ファクタリングの広告を見ていると、どれも似た言葉が並びます。

「最短即日」
「取引先に知られない」
「資金繰り改善」

一方で、決定的に書かれていないことがあります。


広告の目的は「判断材料」ではない

まず理解すべきなのは、広告の目的は正しい判断をさせることではないという事実です。

広告の役割は、「今すぐ問い合わせさせること」それだけです。

だから広告は、冷静になられる情報を意図的に避けます。


書いた瞬間に“売れなくなる情報”がある

広告に書かれない代表例がこれです。

・継続利用すると資金繰りが悪化しやすい
・毎月使うと実質年利が異常な水準になる
・一度依存すると抜けにくい

これらは事実でも、書いた瞬間に成約率が落ちます

広告としては致命的です。


「合法」という言葉の使い方が示すもの

広告では必ずと言っていいほど、「違法ではありません」「合法です」と書かれます。

これは安心させるための言葉です。

しかし、
合法=安全
ではありません。

危険だけれど合法、という領域が存在することは、広告では決して説明されません。


「手数料○%」のマジック

広告は手数料を「10%」「15%」としか書きません。

・1か月分なのか
・繰り返したらどうなるのか
・事業全体に与える影響は何か

こうした文脈は、一切語られません。

なぜなら、考えさせた時点で問い合わせが止まるからです。


「最短即日」が強調される理由

本当に危険なのは、スピードが最大の売りになっている点です。

・急いでいる
・追い詰められている
・比較する余裕がない

そんな状態の人ほど、広告は刺さります。

逆に言えば、冷静な人ほど離れていきます。


広告は“使った後”の話をしない

広告は使う前の話しかしません。

・使った翌月どうなるか
・2回目、3回目はどうなるか
・どこで詰むのか

この「時間軸」が完全に欠落しています。

これは偶然ではありません。


本当の理由は「説明できない」から

なぜ説明しないのか。
実は、説明すると正当化できなくなるからです。

「これは短期的な延命策で、常用すれば事業を壊す可能性があります」

こう正直に書いた広告を、あなたは見たことがありますか。

ありません。


広告は嘘をついていないが、真実も語っていない

重要なのはここです。

多くの広告は、事実の一部だけを切り取っている

嘘ではない。
しかし、判断に必要な情報が欠けている。

この状態が、一番危険です。


結論:説明しないのは“知らないから”ではない

広告が説明しないのは、知識がないからではありません。

説明すると成立しなくなるからです。

だから、広告からは判断しない。
これが唯一の自衛策になります。