【コラム】アフィリエイターよ、魂を売るな!

ファクタリングのトラブル

〜合法を装った脱法金融「2社間ファクタリング」広告の闇〜

最近、検索結果の上位を占拠している「2社間ファクタリング比較サイト」。
一見すると「ユーザーのための情報サイト」に見えますが、その実態はアフィリエイト報酬目的のステルスマーケティング
弱った中小企業や個人事業主を狙い撃ちし、「資金繰り改善」「最短即日入金」などの甘い言葉で誘い込み、合法を装った高利貸しへと誘導しています。

結論から言いましょう。
2社間ファクタリングは、ほぼ「合法ヤミ金」です。


■ 比較サイトは「第三者装い広告」という罠

まず、今回のサイト群の特徴はどれも同じです。

  • 「最短即日で現金化!」
  • 「債務ではないから安心!」
  • 「銀行融資がダメでも資金調達可能!」

この煽り文句、どこかで聞いたことがありませんか?
そう、かつて摘発されたヤミ金業者の広告と同じ構造です。

しかし一見すると、「中立的な比較サイト」「おすすめランキング形式」なので、ユーザーは「信頼できる情報源」と錯覚します。
実際には、上位に表示される業者はすべてアフィリエイト報酬が高い業者です。
しかも、その大半は**手数料実質40%〜60%**というトンデモ条件。

アフィリエイターたちは知っています。
「2社間ファクタリングが実質的に貸金業であることを」
「そのスキームが債権譲渡の皮を被った高利貸しであることを」

それでも、報酬が高いから平気でおすすめする。
これがステマの典型例です。


■ 「合法です!」の嘘 〜借金じゃないと強弁する業者たち〜

2社間ファクタリング業者は、口を揃えてこう言います。

「これは債権の売買です。貸金ではありません。だから利息制限法も適用されません。」

…いい加減にしろ、と言いたい。

実態はこうです。

  • 売掛金を「額面の半額」で買い取る
  • 取引先からの入金は100%業者に送金
  • 利用者は事実上、50%の“利息”を払って現金を前借りしている

貸金業法の免許を持たずに、貸金業と同等の行為をしている
つまり、**「合法ヤミ金」**以外の何物でもありません。

そしてこの「合法ヤミ金スキーム」を後押ししているのが、検索広告に群がるアフィリエイターたちです。
まるで金融弱者を食い物にするための「情報サイト」という名の落とし穴です。


■ 「即日現金化」の裏にある地獄

比較サイトを見ると、必ず書いてあるのが「最短即日で資金調達可能」という言葉。
これが曲者です。

急場を凌ぎたい経営者は飛びつきます。
しかし、その後待っているのは雪だるま式の資金繰り悪化です。

  1. 初回は30%の手数料で契約
  2. キャッシュフローが苦しくなり、再契約
  3. 次は40%、次は50%と手数料が跳ね上がる
  4. 最終的に、手元資金が常にゼロの“ファクタリング地獄”に陥る

そして、返済不能に陥った利用者を法的手続きで締め上げるのが業者の常套手段です。
アフィリエイターはこの地獄を知りながら、報酬のために誘導しているのです。


■ アフィリエイターに問う:「それでも金になるならやるのか?」

今回の比較サイトも含め、2社間ファクタリングを「おすすめ」する記事は、ほぼすべてアフィリエイトです。
つまり、あなたがクリックして業者に申し込むと、運営者に報酬が入ります。

彼らは利用者の未来に責任を持ちません。
ただ報酬が入ればそれでいい。
「借金じゃないから安全!」という嘘を並べ立て、経営者を地獄に突き落とすのです。

もし本当に中小企業の資金繰りを助けたいなら、まず正しい選択肢を示すべきです。
銀行融資、制度融資、信用保証協会、商工会議所の支援制度…。
選択肢はいくらでもある。
なのに、危険性の高いファクタリングを「最善策」として売るのは、魂を売った行為です。


■ 結論 〜2社間ファクタリングは“最後の手段”ですらない〜

2社間ファクタリングを「資金繰りの救世主」と謳うアフィリエイト広告は、ほぼすべて利益誘導型です。
そして、業者もアフィリエイターも、弱者を食い物にしているという点で同罪です。

ここで強く言っておきます。

  • 2社間ファクタリングは、借金より危険です
  • アフィリエイターの比較サイトは中立ではありません
  • 法的に「グレー」な商材を「ホワイト」だと装うのは悪質です

本当に経営を立て直したいなら、まずはこの「情報操作」から距離を置くべきです。
この構造を知らないまま飛びつくと、待っているのは資金ショートと破産の未来です。