「審査通過率96%」「手数料3%」――

ファクタリングのトラブル

それ、“資金調達”じゃなくて“合法ヤミ金”です

気をつけてのサイン

ネット広告でよく目にする「審査通過率96%」「手数料3%〜」という甘いキャッチコピー。
この二つの言葉を見た瞬間に、冷静にブレーキを踏めるかどうかが、あなたの資金繰りの生死を分けます。結論から言いましょう。
審査通過率96%は虚構に近く、手数料3%は幻想です。
その裏に隠されているのは、“合法”を装った超高利ビジネスの現実です。


■ 第一段階:審査通過率96%の罠

本来、2社間ファクタリングの審査はシビアです。
売掛先の信用、契約内容、財務状況、書類不備――このどれか一つでも不安があれば審査落ちは珍しくありません。

現場感覚で言えば、審査通過率はせいぜい60〜70%が限界
ところが「96%」なんて数字を出してくる業者がいます。

この時点で疑うべきは2つ:

  1. 審査をしていない可能性がある
    →「誰でも通りますよ」と言いたいだけで、実態は審査すら形骸化している。
  2. 通してから高額手数料で回収する手口
    →審査が甘い分、業者のリスクは大きくなる。だから最初から手数料でガッツリ抜き取る仕組みになっている。

つまり、「96%で通る」ということは、「あなたは高額手数料のカモとして合格」という意味なのです。


■ 第二段階:手数料3%の幻想

さらに危険なのは「手数料3%〜」というフレーズ。
これ、業者が使う典型的な“ミスリード戦略”です。

表向きの広告:

「手数料はたったの3%で即日資金調達!」

実際の契約:

  • 条件を満たした「一部の超優良案件」だけが3%
  • 初回取引限定で3%、2回目からは20%超
  • 書類の小さな注釈で「3%は一部条件に限る」と逃げ道を確保

さらに、2社間ファクタリングの実態は下記の通り:

売掛金額実態ベースの手数料年利換算(単利)
100万円まで約25%年300%前後
300万円程度約15%年180%前後
500万円以上約10%年120%前後