ネットを眺めていると、「業界最安2%〜」「最短即日入金」「取引先に知られない安心ファクタリング」など、まるで救いの手を差し伸べるかのような広告が並んでいます。
しかし、冷静に考えてください。2社間ファクタリングで“2%”などという数字が成立するはずがありません。
この種の広告は、資金繰りに困る中小企業や個人事業主を狙った“甘い罠”です。現実を知らずに飛びつけば、あなたの資金繰りは一瞬で破綻します。
1. 業界最安2%〜? そんな数字、存在しない
広告には「手数料2%〜」と書かれています。
しかし実態は、そんな水準では業者側が赤字になるため絶対に不可能です。
ファクタリング会社は、回収不能リスク・調査コスト・金融機関の提携費用など、運営に莫大なコストがかかります。
そのため現実の相場は、2社間で8〜25%。
「2%」はまさに“客寄せパンダ”です。契約時には結局、実質15〜25%の高額手数料を取られます。
こうした数字のトリックは、もはや「資金調達支援」ではなく、合法を装ったヤミ金商法と呼んでも過言ではありません。
2. 嘘に近い「審査通過率96%」のカラクリ
さらに、「審査通過率96%」を大きく掲げる広告もあります。
普通に考えれば、売掛債権の審査で9割以上が通るなどあり得ません。
実際には、審査自体を限りなく簡略化しているだけです。
まともな与信チェックもなく、ほぼ誰でも契約OK。
その代わり、手数料でがっつり搾り取るビジネスモデルです。
審査がゆるいということは、それだけリスクが高い利用者を大量に抱えているということ。
当然、業者は損をしないために**「超高額の手数料」で回収する仕組み**になっています。
3. 実態はコレ!「2%」どころか実質25%の世界
例えば、100万円の売掛債権を買い取ってもらうケースを考えましょう。
広告上は「手数料2%〜」と謳っていても、実際の提示はこうです:
- 100万円 → 75万円入金(手数料25%)
- 300万円 → 255万円入金(手数料15%)
- 500万円 → 450万円入金(手数料10%)
これが業界の現実です。
さらに、2社間ファクタリングは「売掛金が入ったら即返済」が前提なので、回転率が高ければ年利換算はとんでもない数字になります。
年利換算の一例(単利計算)
| 売掛金額 | 実態の手数料 | 年間12回転時の年利換算 |
|---|---|---|
| 100万円 | 約25% | 約300%超 |
| 300万円 | 約15% | 約180%超 |
| 500万円 | 約10% | 約120%前後 |

