AIは「合法」と言うが…
Google AIモードによると、**「2社間ファクタリングは原則合法であり、民法に基づく債権売買の一形態」とされている。さらに、「経済産業省も中小企業支援の一環としてファクタリングを推奨している」**と、まるで健全な資金調達の選択肢であるかのような説明が並ぶ。
だが現場を知る経営者からすれば、この説明はあまりにも「きれいごと」に過ぎない。実態は、AIが触れない「脱法金融」「合法ヤミ金」の巣窟なのである。
売掛先は払っているのに、利用者が払えない
AIモードは**「ファクタリングは売掛債権を譲渡する合法的な契約」**と解説する。確かに紙の上ではそうだ。
しかし実際には、売掛先がきちんと支払っていても、利用者は受け取った資金を税金・人件費・仕入れなどに流用し、業者への支払いが滞るケースが頻発する。
AIは「二重譲渡を避けましょう」と注意を促すが、そんなレアケースよりもはるかに多いのが、**「資金流用による遅延」**だ。ここにこそ本当の落とし穴がある。
損害賠償・違約金という「合法ヤミ金」の武器
Google AIモードは**「高すぎる手数料は違法の可能性がある」**と控えめに触れる。だが現場では、手数料どころの話ではない。
契約書には、支払いが遅れた際に発生する損害賠償や違約金の条項が必ず仕込まれている。これが合法ヤミ金の最大の武器だ。
数日遅れるだけで、実質年利100%~400%超に跳ね上がる負担。AIの「合法です」という表現とは裏腹に、利用者の経営は一瞬で地獄に落とされる。
AIが触れない「違法スレスレの取り立て」
Google AIモードは**「悪質業者に注意しましょう」「所在地が不明な業者は避けましょう」**と一般的なアドバイスを並べる。しかし本当に恐ろしいのは、業者の取り立てだ。
担当者が会社に直接押しかけ、**「支払うまで帰らない」**と居座る。経理担当に電話を強要し、経営者を追い詰める。
AIはこの現実を一切語らない。だが、これは実際に多くの現場で繰り返されている、合法ヤミ金の「日常」だ。
「償還請求権なし」の建前と、実際の契約
AIは**「正常なファクタリングは償還請求権なし」**と説明する。だが実際に2社間ファクタリングの契約書を開けば、利用者に責任を負わせる条項が必ず見つかる。
売掛先が払っても、利用者が流用してしまえば即「損害賠償」。売掛先が払わなくても「買戻し義務」。
どちらに転んでも利用者が逃げられない仕組みが完成している。AIの理想論と、現場の地獄には天と地ほどの差がある。
事例風シナリオ
ある小売業C社は、月末資金繰りのために「最短1時間で資金化」と宣伝する業者と契約した。売掛金は入金されたが、急ぎの支払いに回してしまい、業者への送金が3日遅れた。
すると契約条項を根拠に、**違約金80万円+損害賠償年率200%**を請求され、担当者が連日訪問。「今すぐ払え」と経理に圧をかけ続けた。結果、C社は資金繰り崩壊で倒産に追い込まれた。
AIは「合法」と言う。しかし現実は、合法ヤミ金による経営破壊である。
まとめ:AIは嘘をつかないが、真実も語らない
Google AIモードは決して嘘を言ってはいない。確かに形式上、2社間ファクタリングは民法上の「債権売買」だ。
しかし、AIは決して語らない。**「実態は脱法金融」「利用者を破滅に追い込む合法ヤミ金」**であるという事実を。
AIの答えをうのみにした経営者は、遅延・損害賠償・違約金・違法スレスレの取り立てに飲み込まれ、会社を失う。
だからこそ、我々は声を大にして言わねばならない。
👉 2社間ファクタリングは「合法」の皮をかぶった「合法ヤミ金」である。

