「最短30分」「Web完結」「1万円から」。
追い詰められたあなたの耳元で囁くこの言葉──飛びつくな。これは救済の手ではなく、合法ヤミ金=脱法金融の仕掛けられた罠だ。以下、遠慮なく、徹底的に斬る。
1|最速を煽る広告は“即断”の合図だ
「最短30分」や「即日入金」を強調する業者に善意は少ない。スピードを売ることで、あなたの検討時間を奪い、契約書の細字にある地雷に気づかせない。
冷静になれ。与信照会、売掛先確認、契約の精査――正しくやれば1時間で完了するものではない。
**早さを強調する業者は、あなたを即断させて食う。**それが脱法金融の常套手段だ。
2|Web完結は利便ではなく“罠の効率化”だ
オンライン完結は便利だが、同時に重大なリスクだ。画面を流し読みして「同意」ボタンを押せば、重大な法的義務を瞬時に負う。
紙であれPDFであれ、契約書の罠は消えない。Webでの契約は業者にとって「精査時間を奪って即決を取る最良の仕組み」であり、脱法金融にとって都合の良い仕掛けでしかない。
3|2社間(通知不要)で回収リスクを全部あなたに押し付ける
個人事業主・フリーランス向けに提供される多くのオンライン商品は2社間での取引だ。これは売掛先に通知せずに資金化する方式で、見かけは「対外的に安心」だが実務は酷い。
売掛金が入金されても、あなたがその金を給料や仕入れに回せば業者への支払いが滞る。そこを狙って契約条項に基づく損害賠償や違約金が発生するのだ。
回収リスクを業者が避け、すべてあなたに押し付ける――これが合法ヤミ金の常套手段だ。
4|手数料の見せ方は目くらましに過ぎない
「手数料○%」の表記に安心してはいけない。表面の%は最低ラインか広告用だ。実際の負担は、遅延・特約・名目追加で膨れ上がる。短期間で回す仕組みや遅延時の算定式を見れば、**実質年利は100%〜数百%**に達するケースもある。
呼び名を変えれば何でも許されると考える業界こそ脱法金融だ。呼び名は「手数料」でも中身は「高利貸し」、つまり合法ヤミ金である。
5|最も卑劣なすり替え:資金は回っているのに「払えない」ことにされる
もっとも巧妙な手口はこれだ:売掛先は期日に支払っている。しかし、あなたが受け取った資金を別支払いに回した──すると業者は「支払えない」として損害賠償を請求する。さらに悪い場合、業者側が回収金を自ら別の支払いに流用して支払わないことさえある。
結論:**金は回っているのに、なぜかあなたが“払えない”ようにされ、そこから搾取が始まる。**これが脱法金融の真骨頂だ。
6|取り立ては“合法風”で行われる──現場は暴力的だ
「取り立ては違法だ」と誰もが言うが、現場では“合法風取り立て”がまかり通る。担当者が訪問して居座る、従業員の前で圧力をかける、弁護士を名乗る者が電話で脅す──これらはヤミ金の手口そのものだが、体裁を「売買」に寄せることで表面化しにくい。
暴力的な実態を、契約の体裁でごまかす──それが合法ヤミ金だ。
7|使う前にやるべき“即効チェック”(5分でできる)
- 契約書をPDFで全部印刷/保存。まずは「損害賠償」「違約金」「一括返還」「買戻し(償還)」を抜き出せ。
- 2社間か3社間かを必ず確認。可能なら3社間を要求し、通知で回収リスクを外せ。
- 手数料以外に何が引かれるかを書面で確約させる(事務手数料・振込手数料・保証料など)。
- 入金→業者送金のフローを明文化し、入金のエビデンス(入金票)を残す。
- Webでのその場サインは厳禁。30分寝かせて第三者と確認(税理士・顧問・弁護士でなくてもいい、冷静な目を入れろ)。
これらをやれば致命傷の確率は下がるが、ゼロにはならない。覚えておけ――脱法金融は細字で殺しに来る。
最後に(断言)
便利さの前に冷静さを。
某オンライン完結型ファクタリング業者の「最短30分」「1万円から」「Web完結」は、あなたの判断力を奪い、契約条項の細字で将来の命綱を切り落とすためのマーケティングである。
これを許容する業者は、脱法金融の温床であり、その正体は間違いなく合法ヤミ金だ。
契約書をよこせ。数字を出せ。第三者に必ず見せろ。出せないなら、サインするな。
それでも飛び込むなら、あなたは自分の会社の未来を賭けていることを忘れるな。

