2社間ファクタリング(合法ヤミ金)と戦うために必要なのは、弁護士ではなく「証拠の包囲網」だ
「ファクタリングに手を出してしまった。弁護士を入れれば何とかなるだろう。」
そう考える経営者は多い。
しかし、この業界に限って言えば、それは半分正しく、半分間違っている。
■なぜなら——
弁護士を入れただけでは勝てないからだ。
これは弁護士の能力の問題ではない。
2社間ファクタリングの“構造”がそうなっている。
◆1. なぜ弁護士を入れても簡単には勝てないのか
理由はシンプルで残酷だ。
●法律の世界では「名目」が強すぎる
業者の契約書には、必ずこう書かれている。
- 「売掛債権の譲渡」
- 「資金の貸付ではない」
- 「手数料」
どれだけ実質が“貸金業”であっても、
この名目の壁が裁判ではとんでもなく強く働く。
●司法は「実質」を認めにくい
実質金利が年利200%でも、
相殺禁止でも、
返済日設定でも、
怒号や威圧督促があっても、
裁判官はこう言う。
「これは当事者間の契約ですから」
つまり、違法性を立証するのは被害者側。
弁護士一人で何とかなる相手ではない。
◆2. では、どう戦うのか?
答えはひとつしかない。
■“違法性の積み木”を、崩れるまで積み上げる
弁護士は“法廷の戦士”だが、
あなた(被害者)は“証拠の狩人”にならなければいけない。
弁護士が勝つためには、あなたが材料を揃える必要があるのだ。
◆3. 集めるべき証拠は「闇金の実態」を示すもの
弁護士が最も欲しがるのは以下の証拠だ。
●① “返済日”の存在を示す証拠
SMS・LINE・電話録音・メール
「返済」「支払い」「いつ返してもらえる?」 の文言は致命傷。
※本来ファクタリングに返済日は存在しない。
●② ジャンプ(借り換え)の要求
「次の請求書はいつ出ますか?」
「これで返せますよね?」
金利商売の核心のため、これも極めて強い材料になる。
●③ 威圧・恫喝の録音
怒号・呼び捨て・夜間の連絡・家族情報を匂わせる発言。
闇金的督促として攻撃材料になる。
●④ 相殺禁止の運用記録
「相殺は絶対に禁止」
これは裁判対策である可能性が高い。
実態と契約の矛盾を示すポイント。
●⑤ SNSで家族情報を使った圧力
「娘さん、ダンスされてるんですね」
「息子さん、高校受験なんですね」
※送るだけで回収率が上がる、という悪質な手法。
これは完全に“ヤミ金的手口”であり、弁護士が最も欲しがる爆弾証拠。
◆4. これらを集めれば、弁護士は“闘える”
弁護士の本領は、
集まった証拠を法的な矢として組み立てること。
つまり、
- 「売掛譲渡は形式にすぎない」
- 「実質は貸付である」
- 「利息は上限を大幅に超えている」
- 「債権譲渡では説明できない運用がある」
- 「威圧的督促は貸金業法違反の実態を示す」
と、名目上の合法ファクタリングを“闇金の実態”に引きずり下ろす戦いになる。
この構造を理解している弁護士なら、戦える。
逆に、証拠がなければ、どれだけ腕の良い弁護士でも太刀打ちできない。
◆5. ファクタリングは「闇金」だと自覚して戦え
ここで重要なのは──
あなたは今、法律の皮をかぶった闇金と戦っている
という認識だ。
だから必要なのは、
- 闇金相手の覚悟
- 証拠を積む執念
- 専門家との連携
- 相手に“法廷リスク”を感じさせること
これらを総動員することだ。
◆結論
弁護士に丸投げして勝てる相手ではない。
しかし、
あなたが“闇金の証拠”を集め続ければ、勝てる相手になる。
2社間ファクタリングは、
契約書こそ綺麗だが、
その実態は暴けば暴くほど“ヤミ金”としての醜さを晒す。
そしてヤミ金は、
光(証拠)を当てられるほど弱くなる。

