弁護士会の“声明ビジネス”と、個々の弁護士の沈黙

ファクタリングのトラブル

弁護士会はたしかに動いているように見えます。
「会長声明」「全国一斉相談会」――一見すると、立派に社会的責任を果たしているように映る。

しかし、冷静に見てください。
これはパフォーマンスに過ぎないのです。


① 会長声明は「言うだけ正義」

声明を出すこと自体は簡単です。
「違法の疑いがある」
「被害者救済に努めるべき」
そんな立派な文章を書いて終わり。

問題は、その後に現場の弁護士が動いていないことです。
被害者が相談に行っても、

  • 「2社間は契約だから違法とまでは言えない」
  • 「裁判で争うしかない」
    と突き放されるケースが大半。

つまり声明は**“法廷で使えない美辞麗句”**でしかなく、
現実の救済にはつながっていないのです。


② 全国一斉相談会の虚しさ

これも同じ。
「一斉相談会」を開いてメディアに取り上げさせれば、社会的アピールはできる。
しかし実際の相談現場では、弁護士が **「グレーだから様子を見ましょう」**としか言わない。

相談者は「何も変わらなかった」と肩を落とし、
弁護士会は「社会的役割を果たした」と自己満足する。

**これは救済のフリをした“アリバイ作り”**です。


③ 個々の弁護士が沈黙する理由

個人弁護士が動かない理由は明白です。

  • 訴訟リスクを負いたくない
  • 勝てる見込みが薄い裁判はやりたくない
  • ファクタリング業者が資金力を持ち、対抗が難しい

つまり弁護士は、「安全に儲かる仕事」しか受けない
リスクを取って市民を守る覚悟はどこにもない。


④ 弁護士会は「責任の分散装置」になっている

声明やイベントを繰り返すことで、弁護士会は
「我々は社会に警鐘を鳴らしている」と言い訳できる。

個々の弁護士は
「会として動いているから、私が声を上げる必要はない」と逃げられる。

こうして、誰も責任を取らず、被害者だけが放置される構造が出来上がっているのです。


【結論】

  • 弁護士会は「声明・相談会」というパフォーマンスでアリバイを作り、
  • 個々の弁護士は「リスク回避」で沈黙し、
  • 結果、被害者は誰にも救済されない。

これは弁護士業界全体による集団的不作為であり、
「立憲主義・法治国家」を自ら掘り崩す行為です。

本来、弁護士は「最後の砦」であるはずです。
しかし現実は、「砦の門を固く閉ざし、外で市民が虐げられるのを傍観している」状態。

弁護士会の声明や相談会に騙されてはいけません。
本当に市民を守る弁護士は、“個人として”リスクを取って戦っているはずなのです。