もし“2社間ファクタリング(=合法ヤミ金)”に手を出してしまったら

不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

―― 被害を最小化し、脱出するための緊急対策

資金繰りが苦しい時、つい“手軽な資金”に手を伸ばしてしまうのは誰にでもあります。
しかし、2社間ファクタリングに一度足を踏み入れると、

  • 毎月の「返済日」管理
  • 手数料の二重・三重取り
  • SNS・家族情報を使った圧力
  • 次の請求書での“ジャンプ(借り換え)”
  • 永久に抜けられない資金ループ

こうした「合法ヤミ金の沼」に落ちやすいのが実態です。

ここでは、**すでに契約してしまった人が“今すぐ取るべき行動”**をまとめます。


■1. 最初にやるべきは「被害の証拠化」

相手がどれだけ取り繕っていても、
返済日の設定・怒号・督促・連絡の圧力 は、金融行為の証拠になります。

やるべきこと:

  • 着信履歴・SMS・LINE・メールの保存
  • 契約書の写し確保
  • 支払った手数料の記録
  • 威圧的な電話、家族情報の話題などはメモに残す
  • SNSでの行為(DM・閲覧など)も記録

※後で専門家への相談が必要になった時、これが救命ロープになります。


■2. 「追加取引で返す」というループを絶対に続けない

業者はこう言ってきます:

  • 「次の請求書、もう出せますよね?」
  • 「ジャンプすれば乗り切れますよ」
  • 「大口は返済日ズラせますよ」

この“新規契約で返済させる”構造こそが、合法ヤミ金の核心。
続ければ続けるほど抜けられなくなります。

ここで断ち切る決断が必要です。


■3. 取引先へ正直に“通知する”という選択肢もある

2社間が最も危険なのは、取引先に知られないこと。
逆に言えば、取引先が状況を知れば、ほとんどの業者は強引な回収を続けにくくなります。

勇気がいりますが、中には

  • 「事情を説明すれば協力してくれた」
  • 「支払いを早めてくれた」
  • 「長期的に支えたいと言ってくれた」

というケースもあります。

法的にも、
売掛金の真の債権者は誰か がハッキリすれば、業者の影響力は弱まります。


■4. 金融機関・専門家に“早めに駆け込み”

以下のどれでも構いません。

  • 商工会議所
  • 税理士(顧問がいれば最優先)
  • 司法書士(簡易裁判所の対応が可能)
  • 弁護士
  • 日本政策金融公庫・信用保証協会など

「ファクタリングを利用している」と言えば、だいたい状況を理解してくれます。
専門家を通すことで、業者の過剰な督促も止まりやすくなります。


■5. 最終手段:支払い督促・少額訴訟への構え

2社間ファクタリング会社は、自社の“貸付であること”がバレるのを嫌うため、
裁判を極端に避ける傾向があります。

逆に、こちらが

  • 内容証明
  • 支払い督促への異議申立
  • 弁護士名での連絡

これらを行うと、驚くほど態度が変わり、歩み寄るケースが見られます。

「裁判になってもいい」という姿勢を示すだけで、
ヤミ金的な圧力は一気に弱まります。


■まとめ

2社間ファクタリングに手を出してしまっても、まだ間に合います。

ポイントは、

  • 証拠を集める
  • ループを断ち切る
  • 専門家を巻き込む
  • 取引先に事実を共有することも検討
  • 争う姿勢を見せれば、業者側が引くことも多い

ということ。

あなたの会社も、従業員も、家族も守れます。
「もう終わりだ」と思った瞬間からが、逆転のスタートです。