真正譲渡

不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

違法認定が出た瞬間、銀行・証券・ファンドはどれだけ損をするのか――2社間ファクタリングの資金供給側リスク

2社間ファクタリングが実質貸付として違法認定された場合、最初に崩れるのは業者ではない。最初に破綻するのは、むしろその背後で資金を供給していた銀行、証券会社、ファンドである。 この市場の本質的な危険性は、利用企業と業者の関係ではなく、資金の最...
不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

2社間ファクタリングの紹介料は誰が最終的に負担しているのか――「業者負担」に見せかけた危険な転嫁構造

2社間ファクタリングの現場で、「紹介料は業者が払っているから、利用者の負担ではない」と説明されることがある。しかし、この説明ほど危ういものはない。金の流れを少し追えば、その負担の最終的な帰着点が、ほぼ例外なく利用企業であることはすぐに分かる...
不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

2社間ファクタリングを勧めた士業は懲戒対象になり得るのか――責任が問われない専門家の危うさ

2社間ファクタリングの現場で、最も多く名前が出てくるのは業者でも金融機関でもない。顧問税理士、会計士、経営コンサルといった、経営者が日常的に最も信頼している専門家である。 銀行に断られ、資金繰りが詰まり、最後に相談した相手から「つなぎとして...
ファクタリングの違法性と契約について

2社間ファクタリングと金融庁―内部告発はどの段階で効力を持つのか

2社間ファクタリングを巡る違法性問題が、行政責任や刑事責任の領域に近づいたとき、最後に事態を決定的に動かすのは、往々にして内部告発である。外部の被害者や記者がいくら疑念を投げかけても、監督当局の内部から証拠が出てこない限り、構造は崩れない。...
ファクタリングの違法性と契約について

2社間ファクタリングと金融庁―金融庁の中で、誰も止めようとしなかったのか

2社間ファクタリングがここまで拡大し、銀行グループやファンド、証券会社まで巻き込みながら放置されてきた最大の理由は、業者の巧妙さだけではない。もっと本質的な問題は、監督当局である金融庁の内部において、誰一人として本気で止めようとする力が働か...
ファクタリングの違法性と契約について

2社間ファクタリングと金融監督制度の転換点―この事件は、どこまで制度を変えてしまうのか

2社間ファクタリングに違法認定が下されたとき、問われるのは業者や銀行だけではありません。もっと大きな問題として、金融監督制度そのものが、どこまで変わらざるを得なくなるのかという点が浮かび上がります。 単なる一業態の摘発で終わるのか。それとも...
ファクタリングの違法性と契約について

2社間ファクタリングと顧問弁護士の意見書―それは本当に「免責」になるのか

2社間ファクタリングに違法認定が下された瞬間、多くの業者と金融関係者が、ほぼ同時に口にする言葉があります。「弁護士の意見書があった」「専門家の確認を取っていた」。 この一言が、どれほどの免罪符として使われてきたかは、金融実務の世界を知る者な...
ファクタリングの違法性と契約について

2社間ファクタリングと「見えない関与」―天下り・顧問弁護士・外郭団体は何を支えていたのか

2社間ファクタリングの違法認定が現実のものになったとき、市場の崩壊よりも先に注目されるのは、制度の背後にあった人の流れです。なぜこの市場は、これほど長期間、実質貸金の疑いを抱えながら存続できたのか。その理由を制度論だけで説明することはできま...
ファクタリングの違法性と契約について

2社間ファクタリングと個人責任の境界線―金融庁幹部・検査官はどこまで責任を負うのか

2社間ファクタリングに違法認定が下され、国家賠償訴訟や国会追及が現実のものになったとき、必ず次に問われるのが、個人の責任です。組織としての金融庁の失敗だけで済むのか、それとも幹部や検査官個人にまで責任は及ぶのか。ここから先は、行政組織の内部...
ファクタリングの違法性と契約について

2社間ファクタリングと国家賠償―過去の金融行政事件は、何を教えているのか

2社間ファクタリングに違法認定が下され、国家賠償の可能性が現実の論点になったとき、最も重要になるのは過去の前例です。金融行政において、監督当局の不作為が違法とされ、国が賠償責任を負った事件は、決して多くありません。しかし、存在しないわけでも...
ファクタリングの違法性と契約について

2社間ファクタリングと証券会社・銀行持株会社の責任―「仲介しただけ」「関与していない」は、どこまで通用するのか

2社間ファクタリングをめぐる議論は、長く業者の是非にとどまってきました。しかし、この市場を実際に拡大させ、資金を流し込み、投資商品として成立させてきたのは、業者ではありません。ファンドを組成し、証券会社が販売し、銀行持株会社が連結の中で黙認...
ファクタリングの違法性と契約について

過払い返還はどこまで広がるのか 2社間ファクタリングの法的爆発力

まだ一件も起きていない、という異常な静けさ まず最初に、はっきり確認しておかなければならない事実があります。 現時点で、2社間ファクタリングについて過払い返還が裁判で認められた確定事例は、まだ一件も存在していません。 違法認定も、包括的な最...
ファクタリングの違法性と契約について

2社間ファクタリングはなぜ貸金と認定されなければならないのか

問題は形式ではなく実態で判断されるべきである 2社間ファクタリングがこれほどまでに拡大した最大の理由は、「これは貸金ではなく売掛債権の譲渡である」という形式論が、長年ほぼ無批判に受け入れられてきたことにあります。 契約書には債権譲渡と書かれ...
ファクタリングの違法性と契約について

2社間ファクタリングは合法ヤミ金であり、金融機関が支える脱法金融である

もはや「グレー」では済まされない段階に来ている 2社間ファクタリングについては、長い間「グレー」「注意が必要」「慎重に使うべき」といった曖昧な言い回しが繰り返されてきました。しかし、制度の構造と実態を冷静に整理すれば、もはやそのような表現で...