出資法違反

ファクタリングのトラブル

広告とAIが「悪意なき悪徳」を量産する

■ 広告は良心を必要としない ファクタリング業者の心理は、広告空間に入った瞬間に完成する。 広告は、善悪を判断しない。成果が出るかどうかだけを見る。 即日資金化。審査なし。赤字でもOK。取引先に知られない。 こうした言葉が並ぶのは、それが刺...
ファクタリングのトラブル

【二社間ファクタリングに従事する者たち】彼らは自分を悪人だと思っていない

■ 悪意は最初から存在しない 多くのファクタリング業者は、自分を悪人だと思っていない。むしろ、その逆だ。 「困っている事業者を助けている」。「銀行が貸さない資金を回している」。「合法なビジネスをしているだけ」。 彼らの自己認識は、この三行で...
ファクタリングの違法性と契約について

行政不作為はいつ成立するのか

■ 「何もしなかった」だけでは足りない まず押さえるべき前提がある。行政不作為は、「行政が何もしなかった」だけでは成立しない。 法律上、行政には原則として広い裁量が与えられている。何を規制するか。いつ動くか。どこまで介入するか。 そのため、...
ファクタリングの違法性と契約について

「広告ではない顔」をした金融誘導

──ファクタリング表現を法規制の視点から読み解く ファクタリング広告に用いられる表現は、単純な虚偽や誇大というより、規制法の前提そのものを外す形で設計されている。以下では、代表的な広告表現パターンを、景品表示法および金融商品取引法の枠組みか...
ファクタリングの違法性と契約について

ファクタリング広告に見られる典型的表現パターンの分析

ファクタリング広告は、表面上は情報提供や比較を装いながら、実質的には資金調達契約への誘導を目的として設計されている。以下では、現実に広く用いられている表現パターンを類型化し、その問題点を分析する。 1.「金融ではない」ことを前面に出す免責型...
ファクタリングの違法性と契約について

行政不作為とAI広告、そして準消費者概念が突きつける金融規制の空白

AI検索と広告技術の進化により、金融広告は「誰が勧誘したのか分からない」形で拡散するようになった。検索結果やAIの要約は、もはや単なる情報整理ではなく、特定の金融取引を選好させる機能を果たしている。それにもかかわらず、行政はこれを従来型の広...
ファクタリングの違法性と契約について

なぜ行政は「金融でない」と言い続けるのか

■ 問題は「無知」ではない まず最初に、はっきりさせておく必要がある。行政がファクタリングを「金融でない」と言い続けるのは、知らないからではない。 実態が資金調達であること。短期資金繰りに依存させる構造。高額な実質コスト。 これらを、行政は...
ファクタリングの違法性と契約について

「金融ではない金融」は、この前提を破壊する

ファクタリングは、形式上は金融ではないとされている。 だが、資金調達であり。手数料が発生し。短期資金繰りに依存し。利用者は弱い立場に置かれる。 。機能的には、完全に金融である。 。にもかかわらず、金融規制だけが外れている。 。これが「金融で...
ファクタリングの違法性と契約について

ファクタリングは金融商品なのか、それとも「例外」として放置されてきたのか

■ 問題の核心は「定義」ではなく「扱い」である ファクタリングは金融商品か。この問いに対し、行政も業界も、長らく真正面から答えてこなかった。 。形式論ではこう整理される。ファクタリングは金銭貸借ではない。債権の売買である。よって、貸金業法も...
ファクタリングの違法性と契約について

中小零細事業者への「準消費者」概念は金融分野に導入できるか─ファクタリング問題が突きつけた制度再設計の必要性

■ 「消費者」と「事業者」の二分法の限界 日本の法制度は、長らく取引主体を「消費者」と「事業者」に二分してきた。消費者は保護対象。事業者は自己責任。この単純な線引きは、制度設計上の分かりやすさを優先した結果である。 。だが現実には、この二分...
不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

事業者=保護不要という前提はどこで始まったのか─自己責任神話の起源と制度疲労

■ 出発点は「近代法の理想像」 「事業者は保護不要である」という前提は、偶然生まれたものではない。その起源は、近代民法が描いた理想的な市場像にある。 。民法は、対等な主体が自由意思に基づいて契約を結ぶことを前提として設計された。事業者は、契...
不存在債権は「詐欺か?」「不当原因給付か?」

ファクタリング広告はなぜ規制されないのか─行政が放置してきた金融広告の空白地帯

■ 合法=安全という致命的な誤解 ファクタリング広告、とりわけ2社間ファクタリングの広告は、長年にわたり事実上の規制空白地帯に置かれてきた。「融資ではない」「貸金業ではない」「合法な取引」という説明が繰り返されるが、これは安全性や妥当性を意...
ファクタリングのトラブル

行政が見落としてきた“金融弱者”への情報搾取:

AI時代の新しい消費者被害類型 行政は金融行政を「制度」として監督してきた。しかし、AIが生成する“情報”が新しい金融商品と同義の影響力を持つ時代に入り、監督の視野は完全に遅れている。その遅れを最も残酷な形で突き刺されているのが、**金融弱...
ファクタリングのトラブル

AIに『景表法』を適用できるか:誇大広告としての誤情報―ファクタリング被害を拡大させる“AI生成ナラティブ”の危険性

生成AIが金融分野で一般化して以来、もっとも深刻な問題は「誤情報」そのものではない。問題の核心は、AIが発した誤情報が“広告”と同等の機能を果たし、消費者を誘導し、結果として被害を増幅しているという構造にある。 その典型例が、いま急増してい...